協会について

茨城県看護協会とは

茨城県看護協会は、保健師・助産師・看護師・准看護師15,000名を超える会員で組織する看護職の職能団体です。

2012年4月より公益社団法人として新たなスタートを切りました。

より良い看護サービスを提供するために日々活動する看護職を支援し、県民の皆様が、健康で安心して暮らすことができる地域社会づくりに貢献します。

茨城県看護協会の基本理念

Ⅰ 使  命
県民誰もが、住み慣れた地域で、健康で安心して、その人らしく暮らすことができるよう、地域社会の調和ある発展に貢献する。そのため、
一 教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質の向上を図る
一 一人ひとりの看護職が誇りをもって働き続けられる環境づくりを支援する
一 県民とともに安心できる保健・医療・福祉の発展に貢献する

Ⅱ 活動理念
一 看護職の力を変革に向けて結集する
一 自律的に行動し協働する
一 専門性を追求し新たな看護展開を図る

会長あいさつ

『新しい年を迎えて』

公益社団法人茨城県看護協会 会長 白川 洋子

 新年あけましておめでとうございます。

会員の皆様には、日頃より本会の事業及び運営につきまして、ご支援、ご協力を賜り御礼申し上げます。昨年はコロナウイルス感染症の収束が図られたものの、感染症は身近な問題であり、引き続き注意する必要があります。また、1年前の能登半島地震は多くの人命を奪い、いのちと暮らしに甚大な影響を及ぼしました。当県の災害支援ナースも現地に赴き、その使命を果たすことができました。会員施設の管理者の皆様にも御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
 さて、第8次保健医療計画は、令和6(2024)年度から令和11(2029)年度までとされております。人口減少、少子高齢化、人材不足等を背景に、人々が「茨城県に住んでいて良かった」、「幸せ」と感じられるよう、私共看護職が、医療の専門職としてどのように臨み役割を果たしていくか、協会の理念のもと、実践で示していくことが重要です。さらには、その先の2030年、2040年には現在の課題を乗り越えていくことができるような施策が必要です。何れにしても、現状のままでは社会に及ぼす影響が大きいことから、様々な方法で乗り越える知恵が必要です。働き手の確保と質の向上には既存の方法だけでは十分ではありません。看護職が長く働き続けられる環境整備、子育てしながら学ぶことができる教育環境と経済的支援、そして、選ばれる職場等、一層の経営力をもって立ち向かわなければなりません。また、人的資源が減少し続けることを回避することは簡単ではありませんが、この状況に甘んじて従うわけにはいきません。日本社会で暮らす様々な人々を人的資源の一人として受け入れる度量も大きな力になるのではないでしょうか。
 また、協会が存続し続けるためにどうあらねばならないか。私共はこの課題に直面しています。「魅力ある看護協会」とは如何なる姿なのか。人口減少に伴いより深刻なものとなりました。
 そして、多様な学び方や学び直しの機会の提供、テクノロジーを取り入れた業務の効率化、より専門性の高い看護の提供は、人々へどのような影響をもたらしているか等、明らかにしていく必要があります。また現実的なこととして適正な会費のあり方や、准看護師の進学支援、より専門性の高い看護職や経験値の高い看護職の働き方と処遇について、そして情報リテラシー、職場を超えた看護職のコミュニテー創り等、身近な気づきを大事にし、茨城県の看護職に活用される協会として活動していく所存です。
 むすびに、新しい年は、これまで以上に看護の重要性を国民の皆様や他の医療専門職に理解して頂きますよう祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。

公益社団法人茨城県看護協会
会長 白川 洋子